[東京 8日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 17697.96 -69.38 寄り付き 17562.23 安値/高値 17509.64─17975.31
TOPIX .TOPX 終値 1447.32 -10.62 寄り付き 1442.85 安値/高値 1441.05─1472.64
東証出来高(万株) 259124 東証売買代金(億円) 32017.86
東京株式市場で日経平均は5日続落した。年初から5日連続で下げるのは、東京証券 取引所が戦後再開した1949年以来初めて。欧米株安を受け安寄りした後、中国人民銀 行が発表した人民元の対ドル基準値が9営業日ぶりに元高水準に設定されたことでプラス に転換。一時は前日比200円超高となった。だが、後場に入ると、世界景気の先行き不 透明感や円高に伴う企業業績への懸念などから上値が重くなりマイナスに転じた。
前日に業績予想の下方修正を発表したファーストリテイリング 9983.T が2%超下げ たことも指数の重しとなった。「3連休や12月米雇用統計発表を控え、売りポジション を手じまうための買い戻しも入った」(SMBC日興証券投資情報部部長の太田千尋氏) とみられているが、買いは続かなかった。業種別ではゴム製品、機械、精密などが上昇。 電気・ガス、海運、建設は軟調だった。大阪取引所によると1月限オプションSQ(特別 清算指数)値は1万7420円01銭だった。
個別銘柄では、良品計画 7453.T が大幅反発。7日に発表した2016年2月期業績 予想の上方修正を好感した。東アジア地域の店舗が好調で、特に中国ではスキンケア用品 やフレグランス用品などが伸びているという。半面、ヤクルト本社 2267.T 、ローソン<2 651.T>など食品、小売の一角は軟調だった。
東証1部騰落数は、値上がり377銘柄に対し、値下がりが1466銘柄、変わらず が92銘柄だった。
(河口浩一)