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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家加賀田浩子氏:日銀の金融政策に思うこと

発行済 2016-02-15 22:17
更新済 2016-02-15 22:33
【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家加賀田浩子氏:日銀の金融政策に思うこと
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家加賀田浩子氏が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
---- ※2016年2月11日に執筆 最初の執筆が2月11日。
何故だか建国記念日と呼ばれているが、戦前は紀元節。
橿原宮で神武天皇が即位された日である。
ここから皇紀は始まる。
通常4月1日から新年度(fiscal year)が始まり、1月1日で年が明け、2月4日に立春を迎え(因みに2月5日の立春は・・・約90年後)、そして2月11日に新たに新年を迎える。
心が折れても1年に4回もリセットできる暦があるのは日本人だけ。
ツライ相場で歯を食いしばっていても春は来ない。
いつも思うのだが、相場の上手なヒトというのは、どこか軽薄なヒトというか、軽い思い込み(本人は信念という)しか持たずに、浅く相場を見ているヒトが多い。
深い造詣があり、拘りを持つヒトはどうも相場がお上手ではないような気がする。
だめならやり直せばいいさ、4回目のリセットだ! さて、日銀のマイナス金利政策について思うところを。
TVやお茶の間で預金金利がマイナスになるかも?などと言っている場合ではない(しかし、こういうハナシっていつまで経っても情報リテラシーのない国民と、発信するメディアの無知・無責任さの証明)。
過去、バブル天井から振り返って見ても日銀が金融政策で何か国民に富をもたらしたことはないと私は考えている。
バブルに針を刺したのは日銀でなく、間違いなく当時の大蔵省(営業特金の制約。
これ現嘉悦大学の高橋洋一さんの現役時代のヒット作。
)だったし、後追い的に利上げをやり健全な一般物価にまで水を差す必要があったのだろうか。
しかも、今までの金融緩和は銀行の毀損した資本をリカバリーしたに過ぎない。
そして、このマイナス金利政策でとうとうbuy&holdという債券の運用手法を葬り去った。
もうそろそろ金融政策が(資産価格は無論)一般物価にさえ無力で、財政出動を伴うべきという論調が強く出てこないのだろうか。
どうしても緊縮財政色が濃い現政権ではムリなのかも。
相変わらず「国の借金◎◎兆円」という見出しだけリリースするメディアもどうにかしてもらいたいものだ。
せめて資産サイドも◎◎兆円あるよ!日本は債権国家だよと明るい話題を振りまいたらどうだろうか。
今までと同じように今次の日銀政策が何かハッピーな状況になるとは到底思えない。
しかし、考え方を変えれば一段と進んだ低金利時代に加えて最近の円高・原油安と揃っている環境は30年前に起きたプラザ合意と同じである。
ここから資産価格の上昇が始まった。
2016年7月にはどうしても与党が負けられない参院選があり、消費増税を取りやめるまたとないチャンスだ。
マイナス金利は前座に過ぎず、本物の「玉」は政府から出てくると読んでいる。
IV(インプライド・ボラティリティ)先物のサーキットブレイカー発動か。
際が近づいていると思う。
「VIXインバース (T:2049)」の値動きが昨日変わった。
もうこれ以上のボラティリティ上昇はないだろう。
以上 ---- 執筆者名:加賀田浩子

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