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東京株式市場・大引け=大幅反落、終値1万6000円割れ 米株安・円高が重荷

発行済 2016-02-19 15:22
更新済 2016-02-19 15:30
© Reuters.  東京株式市場・大引け=大幅反落、終値1万6000円割れ 米株安・円高が重荷
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[東京 19日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      15967.17 -229.63 寄り付き    16050.40 安値/高値   15799.35─16050.46

TOPIX .TOPX 終値       1291.82 -19.38 寄り付き     1298.83 安値/高値    1281.28─1299.63

東証出来高(万株) 229146 東証売買代金(億円) 22775.22

東京株式市場で日経平均は大幅反落。下げ幅は一時400円に迫った。前日の米国株安や 円高進行などが重荷となり、序盤から主力株を中心に売りが優勢となった。大引けにかけ ては持ち直す動きもみられたが、終値は2営業日ぶりに1万6000円を割れた。東証1 部の売買代金は2兆2800億円弱にとどまり、1月26日以来の低水準となった。

日経平均は寄り付き後に節目の1万6000円を下回って以降、午前中はじり安の展 開となった。手掛かり材料に乏しいなかで、週末の手じまい売りも出たという。後場中盤 に日中安値を付けたが、その後は下げ幅を縮小。一時1万6000円台まで戻す場面もあ った。

ただ企業の決算発表が一巡し、値幅のわりには売買代金が低調。方向感も乏しかった 。「長めの資金が入るような状況にはなっておらず、短期資金で左右される環境が続いて いる」(岡三証券ストラテジストの小川佳紀氏)という。

業種別では石油など資源関連や銀行が軟調。自動車・電機の大型株もさえない。一方 、改めてマイナス金利のメリットが意識された不動産株やREIT総合 .TREIT はしっか り。また東証2部総合 .TSI2 が小幅高。マザーズ総合 .MTHR は5日続伸となるなど、中 小型株を物色する傾向もみられた。

個別銘柄では日本写真印刷 7915.T が大幅安。18日、ユーロ円建ての転換社債(C B)型新株予約権付社債を200億円発行すると発表した。将来の株式への転換に伴う潜 在的な希薄化を懸念した売りが出た。

半面、キャンドゥ 2698.T がしっかり。18日、自己保有株を除く発行済み株式総数 の2.16%に当たる35万株、取得総額5億円を上限とする自社株買いを実施すると発 表し、材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり380銘柄に対し、値下がりが1471銘柄、変わらず が88銘柄だった。

(長田善行)

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