[日本インタビュ新聞社] - ■川崎市道横断、団地集会所への配送など、サービス範囲を拡大
パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)、東急<9005>(東証プライム)、UR都市機構は、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地で空中配送ロボットを活用した実証実験を行っている。2024年10月からは川崎市との連携のもと、市道を横断する新ルートで実験を実施する。これは首都圏の行政と連携した初めての空中配送実証実験であり、将来の「街のインフラ」化に向けた重要な一歩となる。
新ルートでは団地内集会所まで配送を行い、利便性向上とコミュニティ活性化を図る。また、集会所内のタッチパネル端末からの注文受付開始や、現金支払いの導入など、サービスの拡充も行う。これにより、幅広いユーザーの利用促進と、より身近で便利なサービスの実現を目指している。
実証実験は2024年10月下旬から12月下旬にかけて不定期で実施される。11月9日には「第3弾 虹のまちにわフェス」で一般見学も可能となる。同実験では、新ルートの配送に必要な技術の検討、行政との連携手法の検討、新たな市場ニーズの検証を目的としている。川崎市をはじめ、東急ストアや吉野家などの企業も協力して取り組んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)