トリニダード・トバゴの石油・ガス探査のための最新の浅海オークションは、エネルギー大手のBP、シェル、EOGリソーシズの関心を集めた。月曜日に終了したオークションでは、これらの企業が13鉱区のうち4鉱区に6件の入札を行った。スチュアート・ヤング・エネルギー相は、落札者は4ヵ月後に明らかになると発表した。
モディファイドUC鉱区は、3社すべてから入札があった。この鉱区は、既存のチーク油田、サンマーン油田、プイ油田の近くに位置する。注目すべきは、新規参入企業の入札がなかったことで、すでにトリニダードに進出している企業が関心を示した。
最も関心を示したのはEOGリソーシズで、3つの鉱区に入札した：モディファイドUC、シェルが発見したマナティーの西に位置するローワー・リバースL、シェルが現在操業しているNCMA 4である。シェルもモディファイドUC鉱区に入札を行ったが、BPの関心はモディファイドUC鉱区と、トリニダッドの北に位置し、BPが1970年代から活動しているコロンバス盆地の外側にあるNCMA 2鉱区の両方に及んだ。
トリニダード・トバゴは、中南米最大の液化天然ガス（LNG）生産国として知られ、年間1,500万トンのLNG生産能力を持つ。また、メタノールとアンモニアの主要輸出国でもある。しかし、近年はガス不足のため生産能力を下回っている。
2019年のオークションで入札がなかったことを受け、トリニダードはより多くの投資を呼び込むために財政政策を修正した。この変更には、浅海生産者の税負担の軽減、コスト回収率の50％から60％への引き上げ、風量税の70％から50％への引き下げ、探鉱期間の8年への延長、入札手数料の30,000ドルへの引き下げなどが含まれた。
オークションの結果、9つの鉱区で入札が行われなかったことから、トリニダードの石油・ガスの潜在的な可能性がある特定の地域に関心が集中していることがうかがえる。政府による財政条件の改善努力は、より幅広い投資家の誘致には限定的な影響にとどまったようだ。
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