ロッキード・マーチンは、ファイヤーフライ・エアロスペース社との間で、2029年までにファイヤーフライ社のアルファロケットを使用し、最大25回の打ち上げを行う契約を締結した。この契約は、ロッキード社が米国西海岸と東海岸の両方からファイアフライ社の打ち上げ能力を活用し、宇宙船とペイロードを地球低軌道に投入することを目的としている。
テキサス州に拠点を置くファイアフライ・エアロスペース社の製品であるアルファロケットは、中小規模の商業軌道打ち上げに対応するよう設計されている。ロッキード・マーティンは、ファイヤーフライ社の低コストのロケットを使用することで、同社の自己資金による技術実証ミッションのリスクを軽減できると期待している。
ロッキード・マーチンの宇宙部門は最近、航空宇宙メーカーのボーイングとの合弁事業であるユナイテッド・ローンチ・アライアンス（ULA）を通じた打ち上げ活動の増加により、利益が急増したと報告した。2006年にロケットプログラムを統合したボーイングとロッキード・マーチンは、ULAベンチャーへの出資の売却を検討していると報じられている。
ロッキード・マーティンは、航空宇宙分野における打ち上げオプションやパートナーシップのポートフォリオを拡大し続けている。
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