アメリカン航空は、客室乗務員に対し、即時17％の賃上げと、2024年から開始される新たな利益分配プランを提案した。この発表は本日、ロバート・イゾムCEOが行なったもので、イゾムCEOは現在進行中の契約交渉について同社の客室乗務員と直接連絡をとった。イソムCEOは、2020年1月に始まった話し合いが、パンデミックの影響で一時中断し、2021年6月に再開されたことを認めた。
イソムは、"我々は新たな合意に達することを約束し、今がその時である "と述べ、新たな合意に達することへの強いコミットメントを表明した。
アメリカン航空の客室乗務員23,000人以上を代表するプロフェッショナル・フライト・アテンダント協会（APFA）は、先月の交渉が不調に終わったことを受け、ストライキの可能性に備えていた。客室乗務員は5年以上賃上げがなく、33％の即時賃上げを求めてきた。組合幹部は、マスク着用義務化に抵抗する乗客への対応など、パンデミック時に客室乗務員が直面した困難を強調している。
アメリカン航空と客室乗務員との交渉は来週も続けられる予定である。APFAは、航空会社の提案が現在の経済状況に適切に対処していないとして、連邦政府の仲介による交渉からの解放を求めている。
アメリカン航空客室乗務員組合のジュリー・ヘドリック組合長は、公正な報酬の重要性を強調し、「経営陣が航空会社への私たちの貢献を認め、新しい業界標準に対応し、私たちに公正な報酬を支払う時期はとうに過ぎている。私たちは引き下がるつもりも、私たちが得た報酬より低い額で和解するつもりもありません」。
新しい契約を求める動きは、アメリカン航空に限ったことではない。ユナイテッド航空、NYSE:ALKグループ（アラスカ航空）、フロンティア航空を含む他の航空会社の客室乗務員も、より良い契約を求めて交渉を行っている。
この広範な問題に対応するため、米国の議員たちは、全米調停委員会に対し、各航空会社全体で約8万人の客室乗務員が新たな契約合意を確保できるよう支援するよう要請した。
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