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ヒマラヤ Research Memo(5):記録的な暖冬を主要因とした業績計画未達で通期業績を下方修正

発行済 2016-05-09 15:40
更新済 2016-05-09 16:00
ヒマラヤ Research Memo(5):記録的な暖冬を主要因とした業績計画未達で通期業績を下方修正
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■今後の見通し (1) 2016年8月期の業績見通し ヒマラヤ (T:7514)の2016年8月期の連結業績は、売上高が前期比1.6%増の73,500百万円、営業利益が同33.9%減の1,560百万円、経常利益が同33.6%減の1,635百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.9%減の710百万円と期初計画の増収増益予想から下方修正した。
記録的な暖冬を主因とした第2四半期までの業績計画未達が下方修正の主因となっている。
下期だけで見ると、売上高は前年同期比4.0%増、営業利益は同1.6%減となる見込みで、売上総利益率の低下が前年同期比での減益要因となる。
また、期初計画対比では売上高で2.3%、営業利益で5.1%の下方修正となっている。
下期の業績計画の前提として、既存店売上高の前年同期比伸び率は0.1%減とほぼ横ばい水準で見ている。
4月実績はヒマラヤで3.9%減、B&Dで1.7%減といずれも低調な滑り出しとなったが、5月はほぼ計画どおりに推移している。
ただ、今後の天候状況によっては客数が伸びず、計画を下回るリスクもある。
商品別売上高で見ると、一般スポーツ用品は通期で前期比1.9%増、下期だけで見ると前年同期比4.3%増を見込んでいる。
ランニングシューズ関連の好調が続くほか、低迷が続いていたサッカー用品もシューズなどで回復の兆しが見え始めており、下期は増収に転じると見ている。
また、ゴルフ用品は通期で前期比5.5%増、アウトドア用品は同8.5%増となる見通しで、下期も堅調な推移を見込んでいる。
スキー・スノーボード用品については閑散期に入るため下期の売上高は小さく、通期で前期比19.7%減となる見通しだ。
売上総利益率については、適時適量仕入の推進と精度の向上、及びプロパー販売力の強化を継続していくことで下期は38.4%と上期の36.1%からは改善する見込みだが、通期では上期の落ち込みが響いて、前期比0.8ポイント低下の37.3%となる見込みで、売上総利益も前期比0.5%減と若干ながら減益となる見通し。
また、販管費についても新規出店による人件費増や物流費を中心に前期比660百万円の増加を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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