■決算概要
(1) 2016年12月期第1四半期の業績
MonotaRO (T:3064)の2016年12月期第1四半期の同社単体の売上高は前年同期比23.0%増の16,041百万円、営業利益は同36.4%増の2,163百万円、経常利益は同35.8%増の2,168百万円、当期純利益は同39.6%増の1,440百万円となり、順調なスタートを切った。
売上高に関しては、3月に月間の新規顧客獲得数で過去最高の38,900口座を記録するなど新規顧客が増えるとともに、既存顧客の売上もほぼ計画どおりに進捗した。
売上総利益に関しては、販売・仕入価格の最適化や配送効率改善などにより、売上総利益率が1.4ポイント改善した。
為替が想定よりも円高に転じ(期初想定は120円/ドル)、PB商品など輸入商品が割安になったこともプラスに影響した。
販管費に関しては、物流センターの在庫保有能力強化やITインフラの安定化強化などに出費をしたために、0.1ポイントの上昇となった。
いずれの変化も想定内であり、期初計画どおりの結果となった。
同社の四半期ごとの業績は、ストック型ビジネスの特徴を反映し、毎年第1四半期から第4四半期にかけて尻上がりに上がっていく傾向である。
2016年12月期第1四半期の連結売上高の上期計画進捗率は49.2%と50%を切ってはいるが、例年の業績から考えると今第1四半期の業績は想定以上だったと言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
売上高に関しては、3月に月間の新規顧客獲得数で過去最高の38,900口座を記録するなど新規顧客が増えるとともに、既存顧客の売上もほぼ計画どおりに進捗した。
売上総利益に関しては、販売・仕入価格の最適化や配送効率改善などにより、売上総利益率が1.4ポイント改善した。
為替が想定よりも円高に転じ(期初想定は120円/ドル)、PB商品など輸入商品が割安になったこともプラスに影響した。
販管費に関しては、物流センターの在庫保有能力強化やITインフラの安定化強化などに出費をしたために、0.1ポイントの上昇となった。
いずれの変化も想定内であり、期初計画どおりの結果となった。
同社の四半期ごとの業績は、ストック型ビジネスの特徴を反映し、毎年第1四半期から第4四半期にかけて尻上がりに上がっていく傾向である。
2016年12月期第1四半期の連結売上高の上期計画進捗率は49.2%と50%を切ってはいるが、例年の業績から考えると今第1四半期の業績は想定以上だったと言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)