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宇徳 Research Memo(6):港湾事業は基幹航路の寄港数の変更などで取扱量が大きく減少

発行済 2016-06-07 17:17
更新済 2016-06-07 17:33
宇徳 Research Memo(6):港湾事業は基幹航路の寄港数の変更などで取扱量が大きく減少
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■業績動向 (1) 2016年3月期業績 宇徳 (T:9358)の2016年3月期は、営業収入が47,455百万円、前期比11.0%減、経常利益が3,109百万円、同44.1%減、親会社株主に帰属する当期純利益が1,948百万円、同43.3%減となった。
第2四半期時に修正された予想と比べると、営業収入で1,044百万円(2.2%)未達に終わったものの、経常利益で309百万円(11.0%)上回り、親会社株主に帰属する当期純利益がほぼ予想並みとなった。
事業別の動向は、以下のような展開となった。
a)港湾事業 安定的に収益を上げてきた港湾事業は、当期の営業収入が20,088百万円と前期比4.5%減少した。
同事業の経常利益は1,517百万円と同18.7%落ち込んだ。
コンテナ関連が不振だった。
アジア域内での貨物数の減少、基幹航路となる北米欧州での寄港数の減少等が重なり、東京港、横浜港ともに取扱量が大きく減少した。
車両・建機では、車両の取扱量は緩やかな回復基調にあるものの、建機の低迷が続いた。
○東京港と横浜港の外貿易統計 東京関税貿易統計によると、2016年3月までの1年間の東京港の輸出額は6兆1,632億円、前年同期比1.4%減、輸入額は11兆2,524億円、同1.5%増加した。
前年度は、輸出額が9.5%増、輸入額が5.3%増といずれも伸びた。
為替レートは、2013年度の1ドル当たり100円から2014年度が110円、2015年度が120円と円安傾向が続いた。
それにもかかわらず、2015年度の輸出額は前年度比微減し、反対に輸入額が微増となった。
円安により、生産拠点を日本に戻し、積極的な設備投資をして、輸出を増加させるという展開は、東京港貿易額の推移には表れていない。
横浜港の輸出額は、2016年3月までの1年間で7兆4,198億円、前年同期比0.9%増、輸入額は4兆4,501億円、同4.9%減となった。
月間為替レートは、2015年8月の1ドル当たり123円から2016年3月には113円と10円の円高に振れた。
横浜港の外貿易額の推移を見ると、2015年9月以降に輸出入とも前年同月比でほぼ横ばいもしくはマイナスに転じた。
円高傾向にもかかわらず、輸出額よりも輸入額の落ち込みが大きい。
全国貿易額に対する横浜港の構成比は、輸出額が約10%、輸入額では約6%になるが、いずれのシェアも上昇傾向にあり、横浜港が特に不振ということではない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

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