■VTホールディングス (T:7593)の中期経営目標
同社グループは、中期経営目標として以下の2つの大きな目標を掲げている。
(1)売上高経常利益率8%以上 売上高経常利益率は2014年3月期実績で7.5%に達したが、海外子会社の買収があったことなどから2015年3月期は5.5%、2016年3月期は5.2%へ低下した。
しかし、この8%の目標は継続する。
具体的な施策としては、同社グループの中で最も高い収益力を持つ長野日産自動車(経常利益率12.1%)をベンチマークとして、グループ全社の収益力を高めていく。
さらに、M&Aにより子会社化した新会社の収益力を向上させること、中古車輸出事業とのシナジー創出、レンタカー事業の全国展開などにより全社の収益力を高めて目標を達成する。
(2)自己資本比率40%以上 2016年3月期末の自己資本比率は既に34.4%となり、当初目標の30%は達成しているが、次の目標として40%を掲げている。
これを実現するための最初の施策は上記の収益力向上による自己資本蓄積だが、これに加えて営業キャッシュ・フローの範囲内で投資効率の高いM&Aを実現する。
これによって事業規模の拡大と財務の安定性の両立を図る計画だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
(1)売上高経常利益率8%以上 売上高経常利益率は2014年3月期実績で7.5%に達したが、海外子会社の買収があったことなどから2015年3月期は5.5%、2016年3月期は5.2%へ低下した。
しかし、この8%の目標は継続する。
具体的な施策としては、同社グループの中で最も高い収益力を持つ長野日産自動車(経常利益率12.1%)をベンチマークとして、グループ全社の収益力を高めていく。
さらに、M&Aにより子会社化した新会社の収益力を向上させること、中古車輸出事業とのシナジー創出、レンタカー事業の全国展開などにより全社の収益力を高めて目標を達成する。
(2)自己資本比率40%以上 2016年3月期末の自己資本比率は既に34.4%となり、当初目標の30%は達成しているが、次の目標として40%を掲げている。
これを実現するための最初の施策は上記の収益力向上による自己資本蓄積だが、これに加えて営業キャッシュ・フローの範囲内で投資効率の高いM&Aを実現する。
これによって事業規模の拡大と財務の安定性の両立を図る計画だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)