[27日 ロイター] - 英石油大手シェルは27日、ロシア産と他国産の石油を混合した製品など、ロシア産原料を含む石油製品の購入を打ち切ると明らかにした。
同社は先月、ロシア産原油の購入を段階的に停止し、ロシアの石油・ガス事業から完全に撤退すると発表。
ただ、その後もロシア産原料の比率が5割未満の石油製品については、取引契約に基づき受け付けていた。
シェルは27日に取引プラットフォームでジェット燃料を買い付ける入札に参加した際、売り手がロシア産の製品、あるいはロシア産原料を混ぜた製品を取り扱わず、製品の輸送経路にロシアが含まれないことが購入の条件になると通知。ロイターがこれを閲覧した。
シェルの広報担当者は、取引条件の変更を確認。消費者へのエネルギー供給を保護する一方で、同社のサプライチェーン(供給網)から段階的にロシア産原油・ガスを排除するために取り組んでいると述べた。
段階的に縮小しているロシア産原油の購入は、新たな取引条件の影響を受けない。