[東京 5日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比219円11銭高の2万7211円32銭と続伸してスタートした。各国中銀による金融引き締めが鈍化するとの思惑から株高となった流れを好感し、寄り付きから心理的節目の2万7000円を回復した。
主力株はトヨタ自動車が小高いほか、ソニーグループが堅調となっている。東京エレクトロンなど半導体関連は総じて堅調。指数寄与度の高いファーストリテイリングは大幅高、ソフトバンクグループは堅調。
前日の米国株は続伸した。経済指標が軟調だったことに加え、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の利上げ幅が予想よりも小幅にとどまり、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げの手綱を緩めるのではないかとの観測が出た。