[16日 ロイター] - 米IBM (N:IBM)の第3・四半期決算は、売上高がアナリストの予想を下回った。これを受け、同社株は引け後の時間外取引で5%超下落した。
売上高は前年同期比3.9%減の180億3000万ドル。リフィニティブのIBESデータによるアナリストの予想平均は、182億2000万ドルだった。
為替変動や事業売却の影響を除いたベースでは0.6%の減収となった。
同社は従来のハードウエア事業からクラウドサービス事業へのシフトを進める中、数年にわたって減収が続いている。
クラウド事業の売上高は11%増の50億ドル。
アナリティクスやサイバーセキュリティー、人工知能(AI)などを手掛けるクラウド・コグニティブ(認知)ソフト事業の売上高は6.4%増の52億8000万ドル。
サポートサービスを担う最大の事業部門、グローバル・テクノロジー・サービス事業の売上高は5.6%減の67億ドル。
純利益は16億7000万ドル(1株当たり1.87ドル)で、前年同期の26億9000万ドル(同2.94ドル)から減少した。
特別項目を除いた1株利益は2.68ドルで、アナリストの予想を0.01ドル上回った。