[北京 15日 ロイター] - 中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)は15日、人工知能(AI)プロセッサー部門「クンルン(崑崙)」の資金調達ラウンドを終えたと発表した。関係筋によると、クンルン事業の価値は約20億ドルと評価された。
同筋は中国のプライベートエクイティー(未公開株)投資会社CITICプライベート・エクイティ・ファンズ・マネジメントが主導し、IDGキャピタル、レジェンド・キャピタル、Oriza Huaなども資金を提供したと明らかにした。
バイドゥはロイターに、クンルンの資金調達ラウンドが終了したとし、近く追加情報を公表する方針を示した。投資家や調達額、評価額などには言及しなかった。
バイドゥは現在クンルンを主に電気自動車やクラウドコンピューティングに活用しているが、関係筋によると、いずれ独立企業にしてAIプロセッサーの設計を商業化することを検討している。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20210315T100338+0000