2014年12月15日のＦＸ為替相場予想

【明日の予想通貨ペア】（欧州時間まで）

豪ドル円　97.89　下落 （日足）↓
予想レンジ　97.00～98.50


【ＴＨＶ Ｖ４による分析】

日足ベースで反発に失敗、原油が急落していることから
下値模索が続くと予想します。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【昨日の概要】
─────────────────────────────────

NYダウが+63ドル高と反発しドル円が119円台を回復したことを受け、日経平均株価は+114円高の17371円で引けました。

ドル円は、119.20円まで上昇する場面があったものの、ロンドン時間以降は118円台前半まで下落、その後は118.80円付近へ戻して引けています。

【動画】
ＮＹ株大幅反落、原油安を嫌気(12日)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【昨日の結果】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・ダウ平均･････････････････････17280.83（-315.51　-1.79%）
・CME日経平均先物･････････････17250（大証終比：-130　-0.75%）
・NY金先物12月限（COMEX）･･･1222.50（-3.10　-0.25%）
・NY原油先物11月限（WTI）････57.81（-2.14　-3.57%）


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【経済指標】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★★★
13:30　（日）10月鉱工業生産指数＜確報値＞(前月比)
前回：+0.2％　予想：-　結果：+0.4％
★★★
13:30　（日）10月鉱工業生産指数＜確報値＞(前年比)
前回：-1.0％　予想：-　結果：-0.8％
★★★
13:30　（日）10月設備稼働率(前月比)
前回：+3.6％　予想：-　結果：+0.7％
★★
14:30　（中）11月固定資産投資(年初来前年比)
前回：+15.9％　予想：+15.8％　結果：+15.8％
★★
14:30　（中）11月小売売上高(前年比)
前回：+11.5％　予想：+11.6％　結果：+11.7％
★★
14:30　（中）11月鉱工業生産(前年比)
前回：+7.7％　予想：+7.5％　結果：+7.2％
★★★
19:00　（欧）10月鉱工業生産指数(前月比)
前回：+0.6％　予想：+0.2％　結果：+0.1％
★★★
19:00　（欧）10月鉱工業生産指数(前年比)
前回：+0.6％　予想：+0.7％　結果：+0.7％
★★★
22:30　（米）11月PPI（前月比）
前回：+0.2％　予想：-0.1％　結果：-0.2％
★★★
22:30　（米）11月PPI（前年比）
前回：+1.5％　予想：+1.4％　結果：+1.4％
★★★
22:30　（米）11月PPIコア（除食品・エネ）（前月比）
前回：+0.4％　予想：+0.1％　結果：±0.0％
★★★
22:30　（米）11月PPIコア（除食品・エネ）（前年比）
前回：+1.8％　予想：+1.8％　結果：+1.8％
★★★★
23:55　（米）12月ミシガン大学消費者信頼感指数＜速報値＞
前回：88.8　予想：89.7　結果：93.8


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【明日の戦略】
─────────────────────────────────

★━　ポイント　━━━━━━━━━━━━
▽弱気材料：NYダウと原油価格の暴落、材料出尽くし
△強気材料：衆院選挙の結果次第でご祝儀相場
◆ドル円は118円台後半
◆米10年債利回りは2.084％へ下落
◆ドルストレートは反発、クロス円はまちまち
◆再びヒンデンブルグ・オーメンが点灯
◆FOMCをはじめ重要イベントが続く
☆「ご祝儀相場」か「材料出尽くし」か
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＜「ご祝儀相場」か「材料出尽くし」か＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

週明けの日本株とドル円は、本日行われる衆院選挙の結果次第で大きく動く可能性があり、結果が出るまでは予想がしづらい状態となっています。

与党圧勝となれば「ご祝儀相場」、前回の議席数を下回れば「材料出尽くし」になると思うのですが、先週末の欧州株は-2％超の下落、NYダウも-315ドル安と大きく下落しており、はたして日本だけ反発できるのかは疑問です。

日経平均株価とNYダウの相関係数は0.92986とほぼ同じ動きとなっているうえ、株安の割にドル円は底堅いように思えますが、他通貨ペアもあまり動いていないめ、2013年5月23日の時のように為替は遅れて反応する可能性もあります。

米10年債利回りは2.084％と今年の安値を更新しており、リスク回避的な動きにも注意が必要です。

▼米10年債利回り




12月9日時点のIMM通貨ポジションは、円だけでなく、ユーロやポンドもショートが減り、豪ドルはショートが小幅に増えています。

▼IMM通貨先物ポジション

円


ユーロ


ポンド


豪ドル



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＜再びヒンデンブルグ・オーメンが点灯＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今週は、重要イベントが続きます。

本日は日本で衆院選挙、火曜日は中国12月HSBC製造業PMI、水曜日はギリシャの大統領選挙、木曜日早朝はFOMC、金曜日は米国のSQ日となっています。


中国12月HSBC製造業PMIは、前回50.0に対し予想49.8と節目割れの予想、ギリシャ大統領選挙では結果次第で再びユーロ離脱の動きが出る可能性があります。

今回のFOMCはイエレンFRB議長の記者会見も行われるため何らかの進展が出る可能性があり、金曜日はトリプルウィッチング（株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引のSQ日）になっているため、場合によっては大荒れになるかもしれません。


さらに、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされ、80％弱の確率で5％以上下落するとされるヒンデンブルグ・オーメンも点灯しています。

今年の5月点灯時は外れましたが10月は当たっており1勝1敗、VIX指数も21.08と警戒感が高まってきています。

▼VIX指数



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＜ドル円　オーダー状況＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

120.50円 売り
120.00円 売り厚め
119.50-60円 断続的に売り
119.25円 売り

118.71円 12/13　4:58現在（高値119.21円　-　安値118.06円）

118.00-10円 断続的に買い
117.80-8.00円 断続的に買い
117.45-75円 断続的に買い
117.30円 割り込むとストップロス売り
117.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り


朝、ドル円がどちらへ動いているかで1日の方向性が決まりそうです。

いつものように、寄り付き前のレートをブログに掲載します。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【経済指標】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★★★
08:50　（日）＜日銀短観＞Q4大企業製造業業況判断指数
前回：13　予想：13
★★★
08:50　（日）＜日銀短観＞Q4大企業非製造業業況判断指数
前回：13　予想：13
★★★
08:50　（日）＜日銀短観＞Q4大企業設備投資
前回：+8.6％　予想：+8.1％
★★★
8:50　（日）＜日銀短観＞Q4中小企業製造業業況判断指数
前回：-1　予想：-2
★★★
08:50　（日）＜日銀短観＞Q4中小企業非製造業業況判断指数
前回：0　予想：-2
★★★★
22:30　（米）12月NY連銀製造業景気指数
前回：10.16　予想：12.00