2014年9月26日のＦＸ為替相場予想

【今日の予想通貨ペア】（欧州時間まで）

ドル円　108.73円　下落 （4時間足）↓↓
予想レンジ　108.20～108.95


【ＴＨＶ Ｖ４による分析】

短期間で9円上昇しており、直近では半値戻しとなる105円付近まで下落しても当然だと思われます。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【昨日の概要】
─────────────────────────────────

NYダウが+154ドル上昇したことを受けて株・為替ともに続伸、日経平均株価は+206円高の16374円、ドル円も円安が進み一時109.37円まで上昇しました。

しかし、NYダウが大幅下落となったことでリスク回避の動きが広がり、ドル円は108円台後半へ下落しています。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
【昨日の結果】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

・ダウ平均･････････････････････16945.80（-264.26　-1.54%）
・CME日経平均先物･････････････16150（大証終比：-130　-0.81%）
・NY金先物12月限（COMEX）･･･1221.90（+2.40　+0.20%）
・NY原油先物11月限（WTI）････92.53（-0.27　-0.29%）


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
【経済指標】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

★★★★
21:30　（米）新規失業保険申請件数
前回：+28.0万件　予想：+29.8万件　結果：+29.3万件
★★★★
21:30　（米）8月耐久財受注（前月比）
前回：+22.6％　予想：-18.0％　結果：-18.2％
★★★★
21:30　（米）8月耐久財受注（除輸送用機器）（前月比）
前回：-0.7％↑　予想：+0.7％　結果：+0.7％
★★★★
21:30　（米）8月製造業受注（非国防/除航空機）
前回：-0.7％↓　予想：+0.4％　結果：+0.6％


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日の戦略】
─────────────────────────────────

★━　ポイント　━━━━━━━━━━━━
▽弱気材料：NYダウが大幅下落、リスク回避の円買い
△強気材料：なし
◆ドル円は一時108.52円まで下落
◆米10年債利回りは2.504％へ下落
◆リスク回避の円買い・スイスフラン買いが進む
◆ドルスイスが下落したため、ユーロドルはやや反発
◆イスラム国の戦闘員がパリや米地下鉄で大規模なテロを計画
◆ロシア政府が国内にある外国人資産没収の法案を検討する動き
◆オセアニア通貨は介入警戒で上値重い
◆日経平均先物は時間外で-250円安の16120円
☆リスク回避の円買い・スイスフラン買いが継続と予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
＜過熱感が高く、総崩れに＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

株・為替ともにロンドン時間までは堅調に推移していたのですが、21時30分の米新規失業保険申請件数や8月耐久財受注の発表が終わると徐々に売りが入ってきて、1時間後には総崩れとなりました。

特に米経済指標が悪化したわけではありません。


急落の原因は特になく、イラク首相がイスラム国の戦闘員がパリや米地下鉄で大規模なテロを計画していると発言したことやロシア政府が国内にある外国人資産没収の法案を検討する動きが出ているとの報道があったものの、時間が異なるため根本的な原因ではないと思います。


ただ、ナスダックはPER22.36と割高、NYダウは上昇トレンドが6年目に突入するなど、もともと過熱感が高かったため、いつ急落してもおかしくない地合いだったのは確かで、逆に下落して当然と言えるでしょう。

▼世界のPER




通常の下落局面では株式は-10～-20％下落することが多く、今回がその下落局面の始まりに過ぎないのか、注意が必要です。

▼上昇トレンド6年目のNYダウ（月足）



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
＜リスク回避の円買い・スイスフラン買いが進む＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

昨日NZ中銀から介入発言があったオセアニア通貨が最も弱く、カーニーBOE総裁の発言で再び早期利上げ期待が高まったポンドが最も強い状態となっています。

ただ、いずれもリスク回避の円買い・スイスフラン買いが進んでおり、対円では全面安、ドルスイスが売られたことからユーロドルとポンドドルはやや反発しています。

オセアニア通貨は対ドルでも下落しており、NZドル円は2円、豪ドル円も1円30銭の下落と下げ幅が大きくなっています。


NZ中銀は過去に為替介入した経緯があり、今回の介入発言は単なる口先介入ではない可能性が高く、上値は重いでしょう。

2007年6月での為替介入では、NZドル円が92円後半から90円代後半まで下落しており、今後しばらくは非常に買いが入りづらい地合いが続くと思われます。


ドル円に関しても米10年債利回りが2.504％へ下落しているため、反発したとしても上値は限定的となるでしょう。

▼米10年債利回り



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
＜ドル円　オーダー状況＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

110.50円 売り厚め・超えるとストップロス買い、OPバリア観測
110.00円 売り厚め・超えるとストップロス買い、OPバリア観測
109.85円 売り厚め
109.80円 超えるとストップロス買い大きめ
109.50円 売り厚め

108.66円 9/26　4:43現在（高値109.38円　-　安値108.51円）

108.50円 買い
108.40円 買い・割り込むとストップロス売り
108.25円 買い厚め
108.20円 買い
108.00-10円 断続的に買い厚め・割り込むとストップロス売り
107.85円 買い厚め
107.40-50円 断続的に買い厚め
107.00円 買い厚め


昨晩の急落は108.50円でサポートされましたが、日経平均先物は時間外で-250円安の16120円となっており、株安の影響で再度下値を試す可能性が高いです。


このような株安の日は、特にその後のロンドン市場で急速に円買いとなる可能性が高く、注意が必要です。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
【経済指標】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

★★★
08:30　（日）8月全国CPI（前年比）
前回：+3.4％　予想：+3.3％
★★★
08:30　（日）8月全国CPI（除生鮮）（前年比）
前回：+3.3％　予想：+3.2％
★★★
08:30　（日）8月全国CPI（除食料・エネルギー）（前年比）
前回：+2.3％　予想：+2.3％
★★★
08:30　（日）9月東京都CPI（前年比）
前回：+2.8％　予想：+2.7％
★★★
08:30　（日）9月東京都CPI（除生鮮）（前年比）
前回：+2.7％　予想：+2.6％
★★★
08:30　（日）9月東京都CPI（除食料・エネルギー）（前年比）
前回：+2.1％　予想：+2.1％
★★★
15:00　（米）10月GFK消費者信頼感調査　前回：8.6　予想：8.5
★★★★
21:30　（米）Q2GDP＜確報値＞（前期比年率）　前回：+4.2％　予想：+4.6％
★★★★
21:30　（米）Q2個人消費＜確報値＞（前期比年率）
前回：+2.5％　予想：+3.0％
★★★
21:30　（米）Q2GDP価格指数＜確報値＞（前期比）
前回：+2.1％　予想：+2.1％
★★★★
21:30　（米）Q2PCEコア・デフレータ＜確報値＞（前期比）
前回：+2.0％　予想：-
★★★★
22:55　（米）9月ミシガン大学消費者信頼感指数＜確報値＞
前回：84.6　予想：85.0