2017/10/23商品相場展望
目次
●株式相場
●為替相場
●白金相場
●金相場
●原油相場
株式相場
NYダウ、日経は共に堅調で、高値更新が続いています。
日経は、本日も上昇で終われば15連騰で歴代最長。
今回の上昇要因は、企業業績、米国の税制改革期待、日本の選挙期待の3つです。
これまでの上昇要因の1つ日本の選挙期待の結果が出たため、流石に一服はあるかと思っています。
但し、これから日本企業は、中間決算の発表を控えています。
為替が想定レートより円安になっていることもあり、引き続き上方修正の可能性が大きく、押し目は引き続き買い方針で見ています。
為替相場
ドル円は、これまで日経の上昇についてきていませんでしたが、徐々に円安になってきました。
ここ半年のボックス上限114円半ばに接近しており、ボックスを抜くのか、ボックス内の動きに留まるのか注目でしょう。
その他、注目はユーロドル。
年初からユーロは堅調でしたが、ユーロに反転の兆しがあります。
チャート、テクニカルは反転を示唆。また、ファンドの動きを見ると先週がユーロ買いのピークでありながら、ユーロは上がっておらず、下落してユーロ買いのポジションが崩れると相場が大きく変動する可能性があります。
白金相場
白金は、引き続き安値低迷で人気薄です。
ただし、為替の動きとドル建ての動きが相殺されるため、東京白金は下値も限定的。
ランドも引き続き弱気調です。
金相場
金相場もみ合い継続。
為替の動きとドル建ての動きが相殺されるため、下値も限定的とみています。
原油相場
株高、中東の地政学的リスクに支えられる展開です。
米国トランプが、イランとの核合意破棄も匂わし堅調に推移しています。
ただし、引き続きファンドの買い越しは過去最高レベルで警戒は継続です。
米国製品チャートに注目すると、ガソリンはダブルトップの兆しがあります。
またファンドの買い越しも過去最高水準で、引き続き警戒が必要でしょう。
当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、萩原航のセミナーも定期開催中。
本コラムは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的として提供するものではありません。本コラムの情報は、正確を期しておりますが、その内容等を保証するものではありません。また、本コラムに記載された意見や展望などは、個人的な見解に基づく情報であり、本コラムにより被った損害についても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。お取引の最終判断はお客様ご自身でなさるようお願い致します。
※商品先物取引及び金融商品の証拠金取引は、価格変動等の理由により差損が生じる場合があり、元本や収益が保証されるものではありません。また、取引金額はお客様が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金を超える損失が生じる可能性もございます。お取引に際しては、契約締結前交付書面、約諾書・約款ならびにお客様向け資料の内容を十分ご理解の上お取引ください。