
先物・オプション戦略週報
☆ 日本株式市場
先週の日本市場は買われすぎ銘柄の修正安一服や景気敏感株が買われて上値を試す動きも見られたのだが、週末にかけては手仕舞い売りに押され冴えない展開となった。日銀の金融政策決定会合の結果も特に何も変わらないということで動きは見られなかったが、金融緩和の終了も意識され始めており、買われ過ぎ銘柄が買えない状況が続いている。
今週の日本市場は週末の米国株が大きく売られ、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が急落となったことを受けて売り先行となりそうだ。下値の節目と見られる28,500円水準を試す動きになるものと思われ、買われすぎ銘柄の修正安が再度下値を試す動きになりそうだ。日経平均VIが急騰するようなことになれば売りが売りを呼ぶような展開もあり得るので注意が必要だ。
ただ、決算が好調とされる銘柄やディフェンシブ銘柄などの中には底堅い展開となるものも見られると思うし、米国の急落もいったんは下げ渋りとはなってくると思われ、まだまだ保ち合い相場が続くということだろう。特に買い上がる材料もなく売り急ぐ材料もないということで改めて目先の需給に反応し、買われすぎ銘柄が売られる状況には変わりないだろう。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・日経平均
三役好転となったものの雲の下落に合わせて調整となった。雲にサポートされるかどうかというところだが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られており、一気に25日移動平均線や基準線、雲の下限水準までの調整は見られるだろう。
予想レンジ 28,500円~29,500円
→ https://s-pyxis.com/weekly/nk.png
日銀の金融政策決定会合も終わり、特に重要なイベントもないが、米国での利上げの前倒し懸念から一気にボラティリティーが上昇する可能性もある。日経平均VIが25%を超えてくると売りが売りを呼ぶような展開になり、すぐに30%を超えてさらに売り急ぐということもありそうだ。下落対しての対策がいいだろう。
ただ、日経平均は28,500円水準で下げ止まるという可能性もあり、既に下向きにポジションを持っているような場合には28,500円を下回る時点でプット売りやコール買いの反対のポジションを確保するということでもいいだろう。上昇するという見方をしていた場合では28,500円水準までは下落するものとして対処するといいだろう。
まだ保ち合いが続くという前提でプット売りは現状維持で良いだろう。あるいはプットの売り乗せということでもいいかもしれない。ストラングルの売りを持っている場合にはコールの利益を確定するという手もありそうだが、想定範囲内であれば、特になにもしないという選択となるだろう。
想定した安値水準でもさらに下向きにポジションを取る場合は損失減らすためスプレッドがいいだろう。逆に反発すると見た場合でもブルスプレッドにするということもありだ。いずれにしてもポジションに余裕があればボラティリティーが高くなったところでショート系のポジションが有効だろう。
日経平均VI
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