【寄稿者:大川 正吾】まず「債券」とは、お金の借用証書の事です! つまりお金を借りたい企業等が債券を発行し、この債券を購入した人は「債券を発行した企業等にお金を貸し付けた」と見なす事ができます。このお金を貸借する為の種々な条件を明示したものが、債券です。
債券はいつでも自由に売買できます。← この点は、一般の借用証書と異なる点です。但し株式と異なり、公の市場で取引されるのではなく、基本的には証券会社等との「相対取引」です。
次に債券は、「利付債」と「割引債」に分類されます。
・利付債:債券の利率にもとづいた利息が、決まった時期に支払われる債券
・割引債: 利息は支払われませんが、額面金額より割り引いた低い価格で発行される債券
注)額面金額とは、期日(償還期限)に投資家に返済される金額をいい、債券の利率(クーポン、表面利率)とは、この額面金額に対して毎年支払われる1年間の利息の割合を言います。
又、債券の価格と最終利回り(償還期限まで保有した時の利回り)は、逆の関係にあります。つまり、下記の様な関係になります。
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