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底堅いドル相場の背景にあるもの

発行済 2014-11-11 09:20
更新済 2023-07-09 19:32
<Market Overview-底堅いドル相場>

10日の海外時間の外為市場は、ドル買い優勢の展開となった。ダウ平均とS&P500は史上最高値を更新。米株高を背景に米金利に対する低下圧力が後退し、米ドルを買い戻す動きが強まった。ドル円は「株高+米金利反発」を背景に114.90レベルまで反発。一方、ユーロドルは、ロンドン時間に節目の1.2500に到達した後はドルを買い戻す動きが強まり、1.2420レベルまで反落した。対資源国&新興国通貨でもドル買い優勢の展開となった。
「程よい」内容となった米雇用統計(10月)に対するマーケットの反応は、ドルロング&米債ショートのポジションが積み上がっていることを示唆している。このポジション調整がたった1日で完了する可能性はきわめて低く、またドル高反転のきっかけが今週後半に集中している米経済指標であることも考えるなら、今週前半はドル高調整地合いとなる、というのが筆者の予測だった。
しかし、その予測とは裏腹に昨日のドル相場は底堅く推移した。ポイントは米金利反発の背景にあろう。「程よい」雇用統計が、米早期利上げストーリーに結びつかなかった点を考えるなら、昨日の反発の背景にあるのは、やはり米株の動向だろう。そして、一時不安定化した米株が、現在は史上最高値圏での攻防を維持し続けている背景には、2つの期待があろう。ひとつは言うまでもなく米国のファンダメンタルズ改善期待。そして日欧の緩和強化だ。特に後者の期待が、米ファンダメンタルズが改善傾向にあるタイミングで台頭してきた点は重要だろう。今週後半以降の米経済指標が総じて市場予想を上回れば、イエレンFRBによる早期利上げに対する思惑が再び台頭によう。そしてこの思惑は、米株をはじめとしたグローバル株式市場で緩和中毒症状の再発を誘発する可能性がある。だが、日欧が新たな緩和マネーの供給源となるとの期待は、ひとまず緩和中毒の再発を防止しよう。また、この期待は米金利の急上昇リスクも同時に抑え込む可能性があることを考えるなら、今後もグローバル株式市場は底堅く推移することが想定される。結果、2つの期待は「株高維持+米金利の緩やかな上昇」をもたらすことで、中長期的にドル高トレンドをサポートしよう。

< Today’s Outlook -レンジ相場を想定>
本日は北米市場が休場で市場参加者が限られる。また、重要な欧米経済指標の発表も予定されておらず、外為市場はレンジ相場の一日を想定したい。
米株が史上最高値圏を維持していることに加え、中国当局による景気刺激策への期待感もあり、本日のアジア&欧州株式は底堅く推移する可能性があろう。株高維持ならば、円相場は円安優勢の展開となろう。
経済指標では、日本時間9時30分に公表される7-9月期の豪住宅価格指数に注目したい。ドルの買戻し圧力が強まる中で市場予想を下振れる場合、豪ドル売りが加速しよう。豪ドル/米ドルは2011年7月高値1.108からの50.00%戻し0.8544レベルを再トライしよう。先週はこのテクニカルポイントで反転した経緯がある。

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