総 裁 記 者 会 見 要 旨
―― 2011年9月7日(水)
午後3時半から約45分 (問) 本日の金融政策決定会合の結果について、ご説明お願いします。 (答) 本日の決定会合では、「無担保コールレート・オーバーナイト物を、0~0.1%程度で推移するように促す。」というこれまでの金融市場調節方針を維持することを全員一致で決定しました。 こうした決定の背景となる経済・物価情勢について、ご説明します。まず、景気の現状については、「震災による供給面の制約がほぼ解消する中で、着実に持ち直してきている」と判断しています。懸念されていた夏場の電力供給不足は、企業や家計の節電対応によって、経済活動への大きな制約となることは避けられました。サプライチェーンも復旧するもとで、生産や輸出は増加を続けており、概ね震災前の水準に復しています。そうしたもとで、設備投資や個人消費などの国内民間需要についても、持ち直しています。 この間、金融環境をみると、コールレートがきわめて低い水準で推移する中で、企業の資金調達コストは、緩やかに低下しています。企業からみた金融機関の貸出態度は、改善傾向が続いています。CP市場では、良好な発行環境が続いています。社債市場の発行環境についても、発行体の裾野に拡がりがみられるなど、良好な状態となっています。企業の資金繰りについては、中小企業を中心に一部で資金繰りが厳しいとする先がみられていますが、総じてみれば、改善した状態にあります。
詳しくは日銀サイトboj.or.jp をご覧ください。
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