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【全くの私見、暇なら読んでみて】日本がAZワクチンの原液生産ができる工場まで所有していながら、AZワクチンを国内使用していない事に多くの異論があると思います。しかし、今の世界情勢、いつ海外からのワクチン供給が断たれるかわかりません。そうなれば、国内でワクチンの生産を行えない事が、国民の安全を脅かす一因ともなります。使わなくとも用意があるという事は大事なことです。「国民のワクチン接種も進まないのに、他国にワクチンを支援するなんて、しかも日本で使わないワクチンを」という意見も多くあります。しかし、AZワクチンは冷蔵庫に保管でき、お金の無い新興国にとっては、設備を準備する必要もなく、すぐに使用できるワクチンです。日本が使用しなくとも、先進国である日本が、ワクチンを贈り新興国を支援する事は、道義的責任を果たす事だと思います。支援とはただ単にお金を出す事では無く、支援を受ける国が使える形で渡すことです。もちろん、来年には日本製のワクチンが量産される事でしょう。そうなれば、日本はワクチンの生産技術を持たない国に安いワクチンを提供する国となるでしょう。国が国民に対して持つ責任は、国民を守る事。先進国である日本が世界に対する責任は、後ろに続く国を思い、手を差し伸べる事だと思います。それを日本は行っているのだと思います。よく、国格という言葉を使って国の地位の高さを示そうとする国がありますが、本来の格とは、尊厳の事を言います。国の尊厳、すなわちそれは国民一人一人が持つ尊厳であり、他に示すものではなく、己に与えるものです。決して慢心などではなく、己に与える厳しく気高い心。己が出来る事を自慢するのではなく、黙って己が出来る事を、身を削ってでも行う事、そしてその心。大切な事は、己の外ではなく、己の中にあります。