フジコー (T:2405)は1日、2019年6月期第2四半期(18年7-12月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比10.1%増の19.20億円、営業利益が同19.8%増の1.61億円、経常利益が同8.3%増の1.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.3%増の0.94億円となった。
売上高は電力小売事業の増加により、第2四半期連結累計期間として過去最高の売上高となった。
建設系リサイクル事業は、施設稼働日数は前年同期比で増加しているが、外注委託が数量及び単価ともに極めて厳しい状況が継続し、受入数量を制限したため、焼却施設の受入数量は前年同期比20.9%減となった。
発電施設の受入数量は、安定稼働を目的として拡大に努めた結果、前年同期比1.6%増、売電売上高も前年同期比6.0%増となった。
新築工事現場及びリフォーム工事現場からの廃棄物収集運搬事業も新規取引先の拡大などにより、売上高は前年同期比59.2%増となった。
食品系リサイクル事業は、豚価の下落などにより液状化飼料販売先の養豚農家が肥育頭数を調整していることが影響し、液状化飼料の販売数量が2018年10月をピークに減少傾向で推移している。
受入数量は、販売数量とのバランスを考慮しているため、前年同期比で0.1%減となった。
白蟻解体工事は、解体工事は施工体制の充実に努めた結果、新規取引先を含め工事件数が増加傾向で推移し、売上高は前年同期比20.5%増となった。
また、白蟻工事は既存工事の売上高が増加した。
森林発電事業は、発電燃料となる木材の乾燥促進による含水率の低下に注力した。
電力小売事業は、販売数量は堅調に増加傾向。
また、地元企業との代理店契約の締結により、より一層の拡大に努めた。
2019年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.3%増の38.50億円、営業利益が同56.6%増の3.00億円、経常利益が同70.3%増の2.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が197.8%増の1.70億円と連結業績予想を上方修正している。