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原油相場はトランプ大統領の原油高批判発言を受けて続落

発行済 2019-02-26 13:02
更新済 2019-02-26 13:35
© Reuters.  原油相場はトランプ大統領の原油高批判発言を受けて続落
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2月26日の原油価格は昨日に引き続き下落している。トランプ大統領は自身のツイッターにおいて、OPECに対して原油価格が高止まりしており、価格を抑えるべきだと発言したことを受け、25日の原油価格は3%下落した。

同氏は「原油価格は高すぎる。OPECはリラックスしてゆとりを持ってほしい。原油高は世界的に良くない、経済を脆弱にさせてしまう」と発言した。

米国のイラン原油の禁輸制裁措置による原油供給への懸念や、OPECやロシアによる原油減産によって、昨年度のWTI原油は1バレル77ドル近辺にまで上昇し、ブレント原油は86ドルを超えていた。

過去に同氏は、原油価格は1バレル40ドルを超える価格ではなく、25ドルで販売するべきであると発言していた。

同氏の発言は、ゴールドマン・サックス (NYSE:GS)がブレント原油の価格は、テクニカル面での下支えや多くの上昇要因から、第2四半期に1バレル67.50ドル近辺でピークを迎えると予想していたことと矛盾することになる。

昨年12月にOPECとロシア率いる非加盟国10ヶ国は、2019年上期の間に計120万バレル/日の減産を実施することに合意した。

世界最大の産油国でありOPECの事実上の主導者であるサウジアラビアは最近、合意した減産量以上に減産を行うことを確約した。

日本時間26日の午後2時30分時点での、WTI原油先物は前日比0.5%安の55.20ドル、ブレント原油先物は0.22%安の64.77ドルで取引されている。

トランプ大統領は25日、中国製品への追加関税の発動を延期すると発表した。同発言を受けてアジア株は上昇することとなったが、同氏の原油価格に関する発言の影響を受けて石油関連株は下落した。

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