7日の金先物価格は続伸。FRBが経済成長維持のため今年利下げを行うという予測により上げ相場となっている。
6日午後4時23分時点で8月限金先物は0.31%高の1337.75ドル。5月29日以降、4%近く上昇している。
FRBによる利下げ見込み、米中貿易摩擦の激化、そして対メキシコ追加関税が金市場における強材料になっている。
トランプ米大統領が貿易戦争へ突き進む中、パウエルFRB議長は記録的な米国経済成長を維持するため然るべき手段を取ると発言。
国際通貨基金(IMF)は、米中貿易摩擦により来年の中国や世界の経済成長が鈍化する可能性があるとの見解を発表した。これを受け市場心理が悪化、金先物価格が上昇している。
IMFによると中国の経済成長率は来年で6%へ、さらに2024年までに5.5%へ低下する可能性があるという。
加えて、米中間の追加関税により世界成長率が来年0.5%下押しされる可能性があると警鐘を鳴らしている。