7月25日のアジア時間で金価格は小幅安となっていた。しかし欧州時間に入り反発している。
午後4時24分時点で、金先物は0.19%高の1426.35ドルとなっている。
25日午後8時45分に予定されているECBの政策金利決定に市場の注目が集まっている。ドイツ、フランス等の経済指標が振るっていない事から、今日の会合で同行は利下げを行うのではないかとの期待が高まっている。
日銀とFRBも来週に会合を控えている。
ソニーフィナンシャルホールディングス・チーフエコノミストの菅野雅明氏はロイターの取材に対し、「我々は日銀が来週フォワード・ガイダンスを変更し、ハト派姿勢を若干強める事を期待している。FOMCの前日ということもあり、日銀が過激な発言を行うことは考えにくい。鍵となるのはドル/円レートだ」と述べている。
一方で、米ドルインデックスは小動きで一時97.460で取引された。
米中貿易関係については、スティーブンムニューシン米財務長官が米中職員間の通商協議を来週早くには再開する予定だと発言した。
同氏は、「協議すべき点は多いと言える。北京での協議後には、ワシントンでも協議を続け進展を続けることを期待している」と述べた。