1428GMT 1日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
2日終値 前営業日終値
株 FT100 5484.06(+78.12) 5405.94
クセトラDAX 5776.56(+63.05) 5713.51
金 現物午後値決め 1126.50 1114.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.345 (+0.010) 0.297(0.300)
独連邦債2年物 0.863(0.854)
独連邦債10年物(3月限) 124.31 (‐0.02) 3.114(3.101)
独連邦債30年物 3.876(3.872)
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<為替> ユーロが対ドルで9カ月半ぶり安値をつけた後、ほぼ変わらずで推移して
いる。ギリシャによる財政赤字削減に向けた追加措置の発表が待たれている。
また、ドルは対カナダドルで下落。ロイターのデータによると、一時1.0311カナ
ダドルをつけた。その後は0.8%安の1.0331カナダドル付近で推移している。
<株式> ロンドン株式市場は3営業日続伸。主要指数は終値で6週間ぶり高値をつ
けた。前日に決算内容を嫌気して売られていたHSBC
株が堅調だった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は1月19日以来の高値で引けた。
キャピタル・スプレッズのセールス部門代表アンガス・キャンベル氏は「1月の高値圏
からの調整が終わったようだ。悪材料はすでに消化し、投資家は再び決算に焦点を当てら
れるようになった」と指摘した。
銀行株が高い。HSBCは2.7%高。3日に通年の業績を発表するスタンダード・チ
ャータード
(RBS)
2.3─3.1%高。
金属価格が上昇し鉱山株は連れ高となった。野村証券が鉱山セクターの目標株価を引き
上げ、強気の見方を示したことも好材料となった。
フレスニロ
アングロ・アメリカン
ントファガスタ
一方、ベダンタ・リソーシズ
ローンチした。
原油価格上昇を受け石油株も買われた。タロー・オイル
社ともコメントを控えている。BPは0.7%高。
ロイヤル・ダッチ・シェル
は1.6─2.1%上昇した。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)
航空
スを速めていると業界団体が指摘した。
保険大手プルーデンシャル
ショナル・グループ(AIG)
すると発表した後、値下がりしていた。
プルーデンシャルは買収資金調達のため約210億ドル(コストや手数料を含む)の株
主割当増資を行う。
欧州株式市場は続伸し、6週間ぶりの高値付近で引けた。前日軟調だったHSBC
シャル
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.70ポイント(0.76%)高
の1027.29。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は23.63ポイント(0.85%)高
の2796.33。
金融株の上げが目立った。決算内容が嫌気され前日の取引で大きく売られたHSBCが
2.7%上昇した。バークレイズ
リバ
ブリューイン・ドルフィンのチーフストラテジスト、マイク・レノフ氏は「これまでの
企業決算は非常に良い内容だ。世界的な回復が売り上げの増加として姿を見せ始めたほか、
米連邦準備理事会(FRB)が当面は政策金利を変更しないとの見方から株式市場には
青信号がともっている」と述べた。
ギリシャの銀行株<.FTATBNK>は3.3%上昇。5日にはドイツのメルケル首相とギリシ
ャのパパンドレウ首相との会談が予定されており、ギリシャ支援をめぐり同国と欧州連合
(EU)との合意が近いとの見方から金融市場では信頼感が高まっている。
前出のレノフ氏は「国家債務をめぐる懸念は根強いものの、最終的には解決策が示され
るかのように見える。市場は以前ほどとらわれていない」と続けた。
鉱山株も堅調。アングロ・アメリカン
ズ
1.8―2.9%値上がりした。
個別銘柄では化粧品ロレアル
と、ネスレ
31%の取得をめぐり非公式の協議を行っている。ネスレは0.6%高。
プルーデンシャルは8%下落し前日から一段安。米AIGのアジア生命保険部門買収に
向け、210億ドルの株主割当増資を行う見通し。
<ユーロ圏債券> ギリシャ国債が独連邦債をアウトパフォームし、他のユーロ圏周辺
国の国債を主導した。財政赤字に苦しむギリシャに対し何らかの支援が提供されるとの期
待が膨らんでいることが背景。
10年物のギリシャ国債
6.048%に下落。10年物の独連邦債
イント(bp)縮小の294bpとなり、2月半ば以来の低水準をつけた。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ギリシャ国債の保証コストも
低下。CMAデータビジョンによると、1000万ユーロ相当のギリシャ国債の保証コス
トは31万9000ユーロと、ニューヨーク取引終了時の34万4600ユーロから低下
した。
欧州議会の社会党系議員が、欧州投資銀行(EIB)の管理下にギリシャ向けの「信託
ファンド」を設立することを提案。こうしたファンドが設立されればユーロ圏内でのデフ
ォルト発生を防止できるため、ギリシャに対する市場心理が好転した。
ユーロ圏周辺国の国債が堅調に推移したため、独連邦債が特に圧迫された。ロンドンの
トレーダーは、10年物ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差が前週26日と比べて50
bp縮小していること、ギリシャのCDSも縮小していることから、独連邦債は若干下げ
ていると指摘。「当局者が国債発行を急がないとしていることから、ギリシャに対しセー
フティーネットが提供されるか、向こう数週間分の資金を確保しているかと推測すること
ができる」と述べた。
1652GMT現在、独連邦債先物3月限
時123.94まで低下した。清算値は124.20。
独連邦債利回りは軒並み上昇。独連邦債2年物
0.871%。独連邦債10年物
[東京 3日 ロイター]