[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米大統領は21日、連邦政府の12月20日までの歳出を賄うつなぎ予算に署名し、同予算が成立した。
これに先立ち上院は、法案を74対20で可決していた。下院では19日に231対192で可決。
新たなつなぎ予算が成立したことで、当面政府機関の閉鎖は回避される。
議会は引き続き、2020会計年度(19年10月─20年9月)本予算の成立を目指すが、トランプ氏の選挙公約の柱であるメキシコとの「国境の壁」の建設費を盛り込んだこの予算案に民主党は反対している。
さらに、下院民主党が進めるトランプ氏の弾劾調査も状況を複雑にする可能性がある。今回成立したつなぎ予算の期限となる12月20日に向け、下院ではトランプ氏の弾劾審議が山場を迎える可能性がある。