日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は28日、前日比+0.17pt(上昇率1.21%)の14.19ptと上昇した。
なお、高値は14.49pt、安値は14.06pt。
前日の米国市場では、米中貿易協議の進展期待が高まる中、市場予想を上回る経済指標が相次ぎNYダウは最高値を更新。
225先物もナイトセッションの間に大きく上昇していた。
ただ、日中取引開始直前にトランプ大統領が香港人権・民主主義法に署名したとの報道があったことで、市場センチメントが悪化し、225先物はナイトセッションの終値水準から大きく反落してスタート。
これに伴い、日経VIは上昇スタート後、もみ合いながら5日ぶりの上昇引けとなった。
【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。
日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。