[ワシントン 2日 ロイター] - 米政府当局者は2日、トランプ大統領はサウジアラビアとロシアによる原油供給削減策の正式な詳細について情報を持っていないと述べた。また、トランプ氏が国内石油企業に対し協調減産に同意するよう要請しないことも明らかにした。
トランプ氏はこの日、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談を行ったと明らかにし、サウジとロシアが産油量を最大1500万バレル削減すると予想しているとツイッターに投稿。これを受け原油先物は大きく上昇した。
トランプ氏は3日にホワイトハウスで国内石油企業の幹部と会合を開くが、政府当局者は匿名を条件に、トランプ氏が国内業者に協調減産に同意するよう要請はしないことを明らかにした。
また、政府が中小規模の石油会社に金融支援を実施するかは現時点で分からないとも述べた。