[13日 ロイター] - 米石油サービス大手ベーカー・ヒューズ (N:BKR)は13日、第1・四半期に150億ドルの減損処理を行うと発表した。
原油価格の下落を背景とした顧客需要の落ち込みにより、油田開発サービスと掘削装置部門の長期見通しを引き下げたと説明している。
2020年の設備投資は当初計画から20%削減する方針も明らかにした。
原油相場の大幅下落で北米の石油開発事業は停止に追い込まれている。ベーカー・ヒューズによると、3月上旬から石油リグの稼働数は191基減少し602基となった。
同社は声明で「原油需要に関連した不確実性は引き続きわれわれの顧客の投資と事業計画に大きな影響を与えている」と説明した。
ロイターの集計によると、原油価格の下落や新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による需要の落ち込みで、石油・ガス開発業者は2020年の設備投資を約30%削減している。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200414T005203+0000