40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

シェル、石油業界で最も野心的な温暖化ガス削減目標を設定

発行済 2020-04-16 19:28
更新済 2020-04-16 19:36
© Reuters. シェル、石油業界で最も野心的な温暖化ガス削減目標を設定

[ロンドン 16日 ロイター] - 英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル (L:RDSa)は16日、2050年までに温暖化ガスの排出量を「ネット・ゼロ」(排出した分だけ回収して正味でゼロにする)との削減目標を発表、気候変動問題への取り組みを強化する姿勢をアピールした。

同社の新たな削減目標は少なくとも文書の上では、温暖化対策に積極的な英BP (L:BP)やイタリアのENI (MI:ENI)よりも厳しく、石油・ガス業界で最も広範な内容となっている。

シェルのベン・ファン・ブールデン最高経営責任者(CEO)は「気候変動問題を巡る議論の中で、社会の期待が急速に変わってきた。シェルは自らの野心的目標をさらに前進させる必要がある。だから2050年までに排出量を正味ゼロにすることを目指す」と述べた。

シェルは2050年までに石油・ガス生産から排出される二酸化炭素(CO2)を完全にオフセットする。

ただ、同社が顧客に販売するジェット燃料やガソリンなどからの排出は目標に含まれていない。顧客がこれらの製品をどのように使うかまではコントロールできないというのが理由だ。

シェルは「2050年までに排出量が正味ゼロとなる企業や産業部門へのサービスに軸足を移す」と説明しており、こうすることで販売する製品からの排出もオフセットできるとしている。

同社の目標は競合他社と違い、生産・精製する製品、他の企業から購入する製品すべてに適用されるという。

シェルは販売するエネルギー製品のCO2排出削減目標も引き上げ、2035年までに約30%、2050年までに約65%の削減を目指す。

これまでは2035年までに約20%、2050年までに約50%の削減を目指すとしていた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます