[ヒューストン 31日 ロイター] - 米石油大手シェブロン (N:CVX)が31日発表した第2・四半期決算では、燃料価格下落による評価損、ベネズエラ撤退、大規模な雇用削減に関連する費用などを受け、約83億ドルの損失を計上した。
資産の評価損は石油・ガス生産関連で56億ドルに上った。これには、同社が米石油大手で唯一事業を続けるベネズエラの全投資が含まれている。トランプ政権は同国での事業を停止するよう指示したが、シェブロンは拒んでいる。
また、世界的な再編で最大6700人を削減し、退職金支払いに10億ドルを計上した。
これを受け、赤字は82億7000万ドル(1株当たり4.44ドル)となった。前年同期は43億ドル(同2.27ドル)の黒字だった。
調整後の損失は30億ドル(同1.59ドル)。前年同期は34億ドル(同1.77ドル)の黒字だった。
午前の取引で株価は約5%安で推移している。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200731T153401+0000