1249GMT 7日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
8日終値 前営業日終値
株 FT100 4140.23(‐46.77) 4187.00
クセトラDAX 4572.65(‐25.54) 4598.19
金 現物午後値決め 918.00 924.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.070 (+0.010) 0.440(0.465)
独連邦債2年物 1.185(1.223)
独連邦債10年物(9月限) 122.41 (+0.66) 3.266(3.306)
独連邦債30年物 4.074(4.097)
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<為替> ドルと円が幅広い通貨に対して上昇。景気回復をめぐる楽観的な見方が後退
するなか、投資家はリスク回避姿勢を強めており、主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)
の声明や米企業の決算待ちとなっている。
<株式> ロンドン株式市場は3日続落。銀行・石油・鉱山株が売られ、ディフェンシ
ブ株の若干の上げを打ち消した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は2カ月超ぶりの安値で引けた。
ETXキャピタルのシニア株式トレーダー、マーク・プリースト氏は「米国に方向性を
探っているが、何も得られていない。現時点のトレンドは残念ながら明らかに下向きだ。
IMFが(世界経済は)景気後退から脱しつつあると指摘したものの、市場は納得してい
ない」と述べた。
銀行株は、IMFの世界経済見通し修正やダーリング英財務相が今週発表を予定してい
る金融規制改革案に圧迫された。同相は金融危機再発防止に向け、金融機関への規制厳格
化および当局の調査権限強化を盛り込んだ改革案を発表する方針。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
HSBC
た。
米原油先物
ギー関連株が売られた。
BP
エナジー
タロー・オイルは、原油価格の下落を背景に上期の売上高が23%減少するとの見通し
を示したことが嫌気された。
鉱山株はまちまちな金属価格を背景に下落。景気後退からの完全な回復への道のりは依
然遠い、との南アフリカのシャバング鉱業・エネルギー相の発言も圧迫材料となった。
フレスニロ
タ
ディフェンシブ銘柄の医薬品株は逆行高。グラクソ・スミスクライン
%上昇した。
携帯電話大手ボーダフォン
めぐり、ドイツテレコム
欧州株式市場は5営業日続落し10週間ぶり安値をつけた。さえない経済指標など景気
回復が速やかに進まないことを示す兆しが強まった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.24ポイント(1.12%)安
の817.12。出来高は90日平均水準の80%程度だった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は29.57ポイント(1.27%)安
の2291.33。
金融株の下げが目立った。HSBC
VX>、BNPパリバ
アンド・ジェネラル
主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)の声明草案で、主要8カ国(G8)は、世界経
済は依然として「かなりのリスク」に直面しており、一段の支援が必要になる可能性があ
るとの認識を示した。
国際通貨基金(IMF)も2009・10年世界経済見通しを修正し、世界経済につい
て、景気後退から脱しつつあるものの回復は緩慢なものとなり、各国政府の政策は引き続
き当面景気を下支えるものでなければならないとの見解を示した。
欧州連合(EU)統計局が8日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)
伸び率改定値は前年比マイナス4.9%となり、市場予想のマイナス4.8%を下回った。
自動車株が軟調だった。ルノー
ダイムラー
米原油価格
金属価格にともない鉱山株が売られた。エクストラータ
ン
アルセロールミタル
景気の早期回復をめぐり懐疑的な見方が強まるなか、医薬品・通信・公益事業などのデ
ィフェンシブ銘柄には買いが入った。
医薬品株ではグラクソ・スミスクライン
英携帯電話ボーダフォン
<ユーロ圏債券> 上昇し、独連邦債先物が2カ月ぶり高値をつけた。域内経済の早期
回復観測が若干後退するなか、欧州株式は10週間ぶり安値をつけた。
9日のイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会では金利据え置きが予想される
なか、独連邦債が英国債をアンダーパフォームした。
ビーニ・スマギ欧州中央銀行(ECB)専務理事の景気回復見通しをめぐる不透明性は
高いとの発言が相場を支援した。
ゴンサレスパラモECB専務理事も、2010年半ばに域内経済がプラス成長に戻ると
の見通しには不透明感があるとの見方を示した。
欧州連合(EU)統計局が8日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)
伸び率改定値は前年比マイナス4.9%と、ロイターによる市場予想(マイナス4.8%)
を下回り、ECB当局者の見解を裏付ける格好となった。
ただ、5月の独鉱工業生産指数は前月比3.7%上昇し、予想の0.5%上昇を大きく
上回ったことから相場をやや圧迫した。
前日実施された米3年債入札で結果がまちまちの様相を呈し、欧州債券相場上昇にやや
水を差した。
米3年債入札の応札倍率は長期的な平均値は上回ったものの、5・6月に実施された入
札の水準を下回った。間接入札者の落札比率は、長期的な平均値および最近実施された入
札の水準を上回った。
1523GMT時点で、独連邦債先物9月限
一時5月6日以来の高値となる122.31まで上昇し、100日移動平均を試した。
独連邦債2年物
%。一時3月6日以来の低水準をつけた。
同10年物
ルドカーブは前日終盤時点からほぼ変わらずの208bp付近となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>はこの日5営業日続落した。
ポルトガルが実施した11億1500万ユーロの国債入札への需要は、1カ月前に行わ
れた同様の入札の水準を下回った。
[東京 9日 ロイター]