[23日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は23日、米経済見通しが大幅に改善したと述べた上で、米連邦準備理事会(FRB)は早ければ来年にも利上げに踏み切る可能性があるという見方を示した。
CNBCとのインタビューで、FRB当局者が中央値ベースで2023年末まで利上げを見込んでいないことに触れ、「私は一段と積極的な緩和解除を想定している」と表明。当局者予想では4人が来年の利上げの必要性を織り込んでいるが、カプラン氏は自身がその1人だと明かした。
同時に、緩和縮小の条件となる景気の改善はまだ表面化していないと指摘。さらに利上げを行う以前に資産買い入れを縮小することが先だと述べた。
今年の経済成長率は6.5%、失業率は年末までに4%に近づくと予想。今年の物価の伸びは前年比で2.25─2.5%になるとの見通しを示した。