[北京/シンガポール 15日 ロイター] - 中国は原子力発電所5基の建設を承認した。発電容量は4.9ギガワット(GW)で、国全体の約10%を占める。関係者2人が明らかにした。中国は温暖化ガス削減目標達成に向け、化石燃料以外の選択肢を模索している。
二酸化炭素(CO2)の排出量ピークを2030年前とし、60年までに実質ゼロとする目標の達成には、原発開発の加速化が必要。
中国は2020年までに原発の発電容量58GWとする目標をたてていたが、福島の原発事故の影響で新設計画の承認が遅れ、達成には至っていない。
関係者によると、国務院は14日の会議で5つの原発計画を承認した。中国核工業集団(CNNC)が開発を担当する。
国家核安全局の高官は、「CO2削減目標を達成するには、原子力は避けられない選択だ」と述べた。 OLJPTOPNEWS Reuters Japan Online Report Top News 20210415T100120+0000