[北京 16日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会(発改委)は16日、養豚農家に対し、豚肉の生産能力を適度な水準に維持するよう求めた。生産コストが先週、損益分岐点を下回ったことが背景。
発改委は、豚肉価格と穀物価格の平均比率が先週に6:1を下回り、価格安定のために政府の行動が必要になる「レベル3」の状態になったと表明。
「豚肉生産と市場の価格トレンドを注視し、備蓄を適宜調整し、豚肉市場の円滑な運営を促す」との声明を発表した。
生きた豚の価格は年初から60%近く急落。発改委は、養豚農家による大量の出荷、豚肉の輸入拡大、季節要因による需要低迷が背景だと説明している。