[27日 ロイター] - アル・ゴア元米副大統領と資本家のデービッド・ブラッド氏は27日、温暖化ガス排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」に取り組む資産管理組織を立ち上げる。
「Just Climate(ジャスト・クライメート)」と名付けた同組織は、世界の気温上昇を1.5度に抑制する対策に投資する。
ブラッド氏は設立について、世界経済の中で投資家が無視してきた最も困難な部門の脱炭素化に投資するという厳しい仕事を成し遂げるのが目的と説明した。
記者発表によると、ブラッド氏はジャスト・クライメート設立にあたり、ゴールドマン・サックス・アセットマネジメント、マイクロソフト・クライメート・イノベーション・ファンド、ハーバード・マネジメントなどと提携した。財務上の詳細は明らかにされていない。
ジャスト・クライメートはまた、2050年までの「ネットゼロ」達成に向けて不足が見込まれる気候変動対策資金を機関投資家が十分提供できるよう支援するという。