40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

米オクラホマ州原油貯蔵拠点の在庫が3年ぶり低水準、需要急増で

発行済 2021-10-28 11:00
更新済 2021-10-28 11:10

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米原油の貯蔵拠点で先物の指標油種の受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの在庫が、3年ぶりの低水準となった。期先物の相場は、この在庫状況が今後数カ月にわたり続く可能性を示している。

アナリストらは短期的に在庫の取り崩しが進むと予想。指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物のさらなる上昇につながる可能性があり、割高の北海ブレント先物に対する価格差は狭いままにとどまるとみられている。WTI先物は過去2カ月で既に約25%急騰している。

みずほのエネルギー先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガ―氏は「クッシングの貯蔵量だけで、相場が天文学的に急騰する要因になり得る」と指摘した。

米エネルギー情報局(EIA)が27日発表した、国内最大の貯蔵拠点であるクッシングの在庫は2730万バレルと、2018年10月以来の低水準となった。

米景気回復を背景とする石油需要の急増のほか、国内の生産回復の遅れが背景にある。ここ数週間の生産量は日量1150万バレル弱と、新型コロナウイルス流行前の19年末時点の約1300万バレルを下回っている。 一方、需要を測る上で指標となる製油所の供給量はコロナ前の水準をわずか1%下回っているだけだ。

この結果、WTI先物の北海ブレント先物に対する価格差は今週、1.09ドルと、今月序盤の4.47ドルから急速に縮小した。

ライスタッド・エナジーのシニアバイスプレジデント、ムケシュ・サーデブ氏は、相場のボラティリティーが高い状態は、石油輸出国機構(OPEC)が増産するか、コロナ感染が再び拡大して原油需要を抑えない限り、収まらないだろうと予想した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます