[22日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は22日、ロシア産天然ガスを欧州へ運ぶパイプライン「ノルドストリーム2」計画に関与したとして、ロシア関連企業1社と同社の船舶を制裁対象に指定したと発表した。
関連会社は「トランスアドリア」と呼ばれる。
ブリンケン氏の声明によると、国務省はノルドストリームに関与したとして、トランスアドリアと2隻の船舶のリストを含む報告書を議会に提出した。2番目の船舶に関する説明はなかった。
声明は「米政権は引き続き、制裁などを通じてノルドストリーム2に反対しているが、ドイツやその他の同盟国・パートナー国と協力し、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)の最前線、欧州連合(EU)諸国に対するノルドストリーム関連のリスクを低減し、エネルギーなどに関するロシアの有害な活動に抵抗する取り組みを続けている」とした。