[ウィーン 29日 ロイター] - イラン核合意再建に向けた協議に参加する中国代表団は29日、米国が核合意と矛盾する全ての制裁を解除すべきだという見解を示した。
中国政府の在ウィーン国際機関代表部は「王群大使がきょうの合同会議で、対話と交渉がイラン核問題を解決する唯一の正しい道で、米国がイランのほか、中国など第三国に科している、核合意に矛盾する全ての制裁を解除すべきだと訴えた」とツイッターに投稿した。
核合意再建に向けた協議は同日、約5カ月ぶりに再開。イラン側が強硬姿勢を堅持する一方、西側諸国がそうした姿勢では協議が進展しないと警告する中、欧州連合(EU)、イラン、ロシアの各交渉担当者は交渉打開に向け明るい見通しを示した。