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原油先物下落、オミクロン株に対するワクチンの有効性巡る懸念で

発行済 2021-12-01 06:18
更新済 2021-12-01 06:28
© Reuters. 米国時間の原油先物は下落。2019年11月撮影(2021年 ロイター/Angus Mordant)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落。米モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)が新型コロナウイルスワクチンについて、新たな変異株「オミクロン」への効果はデルタ株と比べて低下する恐れがあると指摘したことを受け、原油需要を巡る懸念が強まった。

清算値は、北海ブレント原油先物が2.87ドル(3.9%)安の1バレル=70.57ドル。一時70.22ドルと8月以来の安値を付けた。

米WTI原油先物は3.77ドル(5.4%)安の66.18ドル。一時64.43ドルまで下落し、8月以降の安値を更新した。

月間では北海ブレントが16.4%、WTIが20.8%下落した。月間の下落率は2020年3月以降で最大となった。

ライスタッド・エナジーのアナリストは「石油需要に対する脅威は本物だ。新たにロックダウン(都市封鎖)の波が起これば、2022年第1・四半期には日量で最大300万バレルの石油需要が失われる可能性がある」とした。

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