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原油先物続落、利益確定売りで 週間では大幅高

発行済 2021-12-10 12:29
更新済 2021-12-10 12:36
© Reuters.  アジア時間の原油先物は小幅に続落。新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染拡大による世界経済や燃料需要への悪影響を巡る懸念が後退し、このところ大きく上昇していたため、利

[メルボルン 10日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅に続落。新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染拡大による世界経済や燃料需要への悪影響を巡る懸念が後退し、このところ大きく上昇していたため、利益確定目的の売りが出た。

0150GMT(日本時間午前10時50分)時点で、米WTI原油先物は0.07ドル(0.1%)安の1バレル=70.87ドル。北海ブレント先物は0.04ドル安の74.38ドル。

週間ベースではWTI、ブレントのどちらも6%超の上昇となる水準。7週間ぶりの上昇となる。

前日の海外市場では、格付け会社フィッチ・レーティングスが中国の不動産開発大手、中国恒大集団と佳兆業集団の格付けを「一部債務不履行(RD)」に引き下げたことをきっかけに、中国不動産部門ひいては中国経済全体の減速懸念が強まり、原油市場で売りが優勢となった。

オアンダ(OANDA)の市場アナリスト、ジェフリー・ハレー氏は、オミクロンの感染力がデルタ株の4倍以上との日本の専門家による分析結果が一部で売りを誘ったと指摘。

「原油は急上昇していたため、一部の短期勢が利益を確定する口実になった」と述べた。

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