[ベルリン 21日 ロイター] - 今年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)議長国となるドイツは21日、アジェンダを発表し、気候問題や新型コロナウイルス流行収束後の景気回復などに焦点を当てる方針を示した。
ショルツ首相はハベック副首相兼経済相、リントナー財務相と記者会見し、G7を「気候クラブ」に発展させたいと述べた。
地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の実施を加速するために、二酸化炭素(CO2)の排出に価格を付ける「カーボンプライシング」や排出量算出の統一基準について、合意を目指す考えを示した。
「各国が単独で行動するのではなく、力を合わせるようにしたい」と語った。
ハベック氏は新しい環境規制が貿易戦争につながらないようにすると述べ、国際貿易政策の改革を呼び掛けた。具体的な計画については詳細を説明しなかった。