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米国株見通し:続落か、インフレ高進で引き締めに思惑

発行済 2022-02-15 14:04
更新済 2022-02-15 14:15
© Reuters.
(14時00分現在)

S&P500先物      4,403.50(+1.8)
ナスダック100先物  14,296.20(+27.6)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル安。
NY原油先物(WTI)は失速し、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。



14日の主要3指数は続落。
ナスダックは下げ幅を縮小したが、ダウは売りが続き171ドル安の34566ドルで取引を終えた。
ブラード・セントルイス連銀総裁はメディアのインタビューで金融引き締め前倒しを主張し、長期金利の上昇を受け株売りが強まった。
また、ロシアによるウクライナ侵攻が警戒され、引き続きマネーは安全資産に流入。
ただ、自律反発により一部ハイテク関連が買われ、相場を支えている。



本日は続落か。
ウクライナ情勢は依然として不透明で、地政学リスクが意識されやすい。
他方、今晩発表のNY連銀製造業景気指数は大幅改善が予想され、好材料に。
半面、生産者物価指数は高水準を維持するとみられ、改めてインフレ高進が示される。
また、連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化への思惑が続くなか、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨のタカ派的な内容が見込まれ、金利先高観が株買いを抑制しよう。



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