[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)首脳は30日の会合で、追加の対ロシア制裁にロシア産原油の輸入禁止を盛り込むことで合意する見通しだ。ただし、パイプライン経由の輸入は暫定的に禁止の対象外とする。
ロイターが把握した声明案では「欧州理事会は、ロシアから加盟国に供給される原油および石油製品を対ロシア制裁第6弾の対象とすることで合意する。パイプライン経由の原油は暫定的に制裁対象外とする」と表明。
「欧州理事会は、制裁を遅滞なく取りまとめて導入、EU単一市場で公正な競争環境を確保し、突発的な供給途絶の場合に加盟国が結束できるよう促す」とした。加盟27カ国は「パイプライン経由の原油輸入の一時的制裁免除の問題に可及的速やかに対処」するとしている。