[2日 ロイター] - ロシア産石油の輸入の大半を停止する欧州連合(EU)の決定について、ロシア政府は2日、世界のエネルギー市場を不安定にする可能性が高く「自滅的な」措置と警告した。
EUは今週の首脳会議で、ロシア産石油について今年末までに90%の輸入を停止することで合意した。
ロシア外務省は「EUがロシア産の石油と石油製品を部分的に排除し、ロシアの船舶への保険を禁止する決定を下したことは、さらなる価格上昇を引き起こし、エネルギー市場を不安定にし、サプライチェーンを混乱させる可能性が非常に高い」との声明を発表した。
EUの違法な行動により世界的に食料・エネルギー問題が悪化するリスクが生じており、責任の全てはEUと米国にあると主張した。