[23日 ロイター] - ガソリン価格の高騰を巡り、米エネルギー省のグランホルム長官と製油業界大手各社との緊急会合が23日開催された。関係筋によると、長官はスモッグ対策を巡るガソリン規制を解除する可能性に関心を示したほか、短期的な解決策として燃料輸出を制限する計画については撤回した。
長期的な解決策については双方の間で意見の隔たりがあり、協議は継続するという。
この日の会合には、エクソンモービル、シェブロン、マラソン、フィリップス66の幹部らが参加した。
関係筋によれば、グランホルム氏は、高値に対抗するための実行可能な短期的選択肢がないことを認めた。
エネルギー省報道官によると、グランホルム氏は政権が具体的な行動に傾いているとは伝えておらず「(バイデン米大統領には)適切な手段を用いて迅速かつ果断に行動する用意がある」と強調した。