[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は25日、同国軍がウクライナ南部オデーサ(オデッサ)港を23日にミサイルで攻撃したことについて、穀物輸出には影響はないと述べた。
報道官は「軍事インフラのみを攻撃した。穀物の輸出に使われるインフラとは全く関係がない。輸出開始に影響はない」と述べた。
ロシアとウクライナは22日、黒海の港からの穀物輸出再開に向けた合意文書に署名したばかりだった。
報道官は、国連に対しロシアの穀物・肥料輸出に対する間接的な制限措置を解除するよう要求。「直接的な制限措置はないが、間接的な制限措置があり、ロシアの輸出の完全な履行が妨げられている」と述べた。
穀物輸出再開に向けた合意が機能するかどうかは、合意文書に盛り込まれたメカニズムが始動するまで判断できないと述べた。